消え去った大空を追うのは



愚かな事だろうか・・・?









「ダメツナ」

棺の中で眠る大空。
何度呼びかけても、彼はもう目覚めない。

「起きろ・・・ダメツナ・・・」

なんと愚か
なんと滑稽
最強のヒットマンと謳われたこの俺が。

「いつまで寝てやがる・・・」



死人に話しかけるなどと・・・


「甘ちゃんが・・・そんなんだから・・・死んじまうんだ」

涙などは流さない。
そんな資格は、俺にはない。
ただただ、後悔だけが支配する。
出会わなければ、こんな結末はなかっただろうか?
人を愛する事を、知らずに生きていけただろうか?



『リボーン』


あんな優しい声は知らない。



『俺は幸せだよ』



あんな温かな声は知らない。



『ありがとう』



あんな綺麗な微笑みは、もう、ない。



「チクショウっ・・・ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうっ!!!!!」

握った掌から滴る血なんかどうでも良い。
どうせならもっと痛みをくれ。
この身を燃やすほどの痛みを。

「何でお前が死ななきゃならなかったっ!
何で俺はお前を守ってやれなかった!!
お前を守るのはっ・・・俺だけのっ・・・俺だけの特権だっただろうがっ!!」

他の誰にも、譲りはしなかった。
俺だけに与えられた最高の特権ではなかったか。
あいつの隣に居て良いのも、あいつを守れるのも、あいつを抱きしめるのも。
あいつを殺すことさえも・・・
俺だけに許されたものだったはずなのに。

「綱吉っ・・・つな・・・よし・・・・っ」

お前は許してくれるだろうか?
守れなかった俺を。
違う・・・お前を失って、生きる事を放棄した俺を。

「許されなくて良い。
憎まれたって構わねぇ・・・お前の居ない世界に、もう意味はねぇんだ」

棺に眠る、冷たくなったお前の唇に、自分の唇を重ねて、立ち上がる。

さぁ、カウントダウンの開始だ。

3


2


1


さぁ死神よ!俺をアイツの元へ連れて行け! 







いや・・・リボーンさんが死んじゃった理由考えてたらコレしか浮かばなかったんで・・・←
だって最強のヒットマンだぜ?!
これ以外ないって!
綱吉の後追いしかさ!!
いや・・・まぁ妄想だけどさ!
でも満足です←
    

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